お彼岸や、体育の日も過ぎて季節は秋本番。
「天高く馬肥ゆる秋」とはよく言ったもの。秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある。秋の季節の素晴らしさをいう句で、多く手紙などで時節の挨拶としても用いられる。
実りの秋には新米や、さつま芋、それに果物類の梨、ぶどう、柿、栗、りんご、みかんなど糖分たっぷり、小松菜、大根、きゃべつ、魚類ではサンマ、イワシ、サケ、サバなど秋の味覚が食欲を誘う。秋になり馬や牛、鶏などが太るのは結構なことだが、せっかく夏痩せしていた人間も太る傾向がある。事実、私も結構食べるものには気を付けているのだが、せっかく夏痩せしていたものが、今は夏場より、2キロほど超えてしまった。来月早々のメタポ検診(特定健診制度)に、引っかからないよう調整しなければいけないのだが・・・・。太るのは簡単だが、なかなか痩せるのは難しい。
この「天高く馬肥ゆる秋」本来は違った意味であった。
出典は、中国盛唐の有名な詩人杜甫の祖父である杜審言(としんげん)が蘇味道に贈った詩『贈蘇味道』(蘇味道に贈る)に「雲浄妖星落、秋高塞馬肥」(「雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ」とあるのに基づくもの(詩は※1参照)。この”塞馬(さいば)”は、北方の辺境を警備する漢軍側の塞の馬を指している。
昔、中国(中原)では、しばしば北方の騎馬民族の匈奴が収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、前漢の趙充国はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として使ったもの。
しかし匈奴が滅びた後は、現在の意味で使われるようになったようだ。「天高く馬肥ゆ」ともいう(※2参照)。
秋は、社会通念・気象学では、9月・10月・11月 。日本の旧暦では文月から長月の間で今の8-10月ごろ。
二十四節気に基づく節切りでは立秋から立冬の前日までをいう。
秋の元の字は「龝」。
会意文字「龝」は、「禾」(穀物、稲)+ 「束」(たばねる)で 作物を集めて束ねる事に由来。又は、元の字を「龝」+「灬」につくり、穀物につく「龜」(カメではなくイナゴ)を焼き殺す季節の意(白川 静)ともいう。
秋になるとイナゴが大発生して穀物を食べてしまうので、イナゴを「火」で焼いて豊作を祈る儀式をした。それが「秋」の元の文字であり、「説文解字」には「禾(か)穀の熟するなり」とある。
秋の語源には、この時期になると「禾穀(稲のこと)が飽(あ)き満ちる」季節となることから来たとする説がある(※3、※4参照)。他に、「空の色清明(あきらか)なる時節」から、また、紅葉などが赤くなるが、その「あか」が転じて「秋」になったという説などがあるようだ。
この季節は涼しくさわやかで五穀や果物が実り、「秋たけなわ」「食欲の秋」などといわれるが、一方では台風や前線の影響で雨が降りやすく、「秋の空」など変わりやすいことのたとえにされる。
やがて木々は紅葉し、草花は枯れて、冬へ向かう。盛りを過ぎること。終わりに近づいていることを「天下の秋」「人生の秋」と言ったりする。私などももう「人生の秋」なのだろう。
又、和歌などで、男女の仲の冷める意味で「飽き」に掛けて用いられている。「かりそめにおく露とこそ思ひしか秋にあひぬる我が袂(たもと)かな」〈『山家集』下。※5参照〉
「秋」の常用音訓は、「シュウ」、「あき」があるが、訓読みには、「危急存亡のとき」という言葉があるように、「秋」とかいて「とき」とも読む。「危急存亡の時」と書いても絶対間違いではないようだが、正しくは「危急存亡の秋」と書く。
中国・三国時代、蜀の国の名軍師・諸葛亮(孔明)が主君・劉禅に奏上した「出師《すいし》の表」にある言葉で、(国が)存続するか、はたまた滅亡するかというほどの危難が迫っている状況を表わし、「秋」は、五穀の実る最も重要な“時”を象徴していることからきているようだ(※2参照)。
このほか、秋を表す言葉に「読書の秋」もあるが、何故読書は秋なのか?
これも由来は古代の中国からきたもので、唐代の詩人韓愈(かんゆ)の漢詩「符読書城南」(『全唐詩』341巻)の以下の一文からきているらしい。
原文:「時秋積雨霽、新涼入郊墟。橙火稍可親、簡編可卷舒。」
直訳:「時秋(ときあき)にして積雨(せきう)霽(はれ)、新涼(しんりょう)郊墟(こうきょ)に入(いる)。灯火(とうか)稍(ようやく)親(した)しむ可)べ)く、簡編(かんぺん)巻舒(けんじょ)す可(べ)し。」
涼風が立ち、夜も長くなる秋は、灯火のもとで読書をするのにふさわしい・・・・「灯火親しむべし」ということ。
日本でも秋に読書が定着したのは大正時代(大正13年= 1924年)に日本図書館協会がこの韓愈の文を用いて11月に読書週間(当時呼び名は図書館週間)を開催したのが始まりだという。
気候がよく過ごしやすいことから、秋祭りや運動会などの行事も多く開かれ、たいへん賑やかな季節でもある秋。
「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」など、さまざまな言葉が冠され、秋の行事が目白押しである。家には新聞広告など、観光旅行の案内がワンサカときている。
旅行に行けば、旅行先にかかわる歴史書など車中で読書も出来るし、旅行先の名所旧跡、それに美術館などを見て回り、産地の名物など季節の物も味わうことができる。また、名所旧跡を見て歩くと、結構足の運動にもなる。何もかも楽しむにはもってこいだ。
しかし、私など、現役時代に仕事柄全国を出張し、その都度、休暇を取ってはその地を観光し、また、夫婦でもさんざん旅行をしてきたので、今は余り、観光旅行そのものには興味がなくなってしまった。
ただ、齢を取り家にこもって動かなくなったので、適度の運動をしないとメタポになってしまう。暑い夏が過ぎ、涼しい季節にもなったので、夫婦で近場の静かな自然道などを自分のペースでゆったりと散策するのが良いな〜などと考えていたら、この10月は、「全国・自然歩道を歩こう月間」(Month for National Nature Trails Walking)となっている(※7参照)。
多くの人が自然や文化に恵まれた自然歩道を歩くことにより、自然への理解を深めることを目的として設けられた環境省のプロモーション月間である。
環境省では、1992年度から、10月1日から31日までの1カ月間を同月間と定めて、全国各地で自然歩道を歩く行事の実施を提唱している。
車に依存し過ぎることなく、歩くことを豊かな生活の一部としてとらえて自然とのふれあいを楽しむ機会を増やして、多くの人に自然を守ることの大切さを実感してもらおうというのがねらい。
実施主体は同省のほか、都道府県、市町村、日本ウオーキング協会をはじめとする各種団体などがあり、平成24年度も、長距離自然歩道を始めとする全国各地の自然歩道を歩きながら、自然に親しみ、自然への理解を深めるための各種行事を全国的に展開している。
長距離自然歩道とは四季を通じて手軽に、楽しく、安全に自らの足で歩くことを通じて、豊かな自然や歴史・文化とふれあい、心身ともにリフレッシュし、自然保護に対する理解を深めることを目的として、環境省が計画し、各都道府県が整備を進めているものである。
昭和45年(1970年)の東海自然歩道の整備に始まり、九州・中国・四国・首都圏・東北・中部北陸・近畿と8つの自然歩道が整備され、9つ目となる北海道自然歩道は、平成15年に計画が策定され、整備をしている。計画路線の延長距離は4,585kmで、整備が完了すれば全国の総延長は約26,000kmとなるそうだ。
家族向けのコースから本格的な健脚コースまで、各地の見どころを楽しく歩けるようになっている。
行事一覧など詳細は、以下の環境省HP(自然大好きクラブ)をご覧になるとよい。
環境省HP(自然大好きクラブ)
http://www.env.go.jp/nature/nats/index.html
私の住んでいるところから近いところは近畿自然歩道の中にあるが、近畿自然歩道は、近畿を中心とした2府7県(福井、滋賀、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取)をとおり、太平洋及び瀬戸内海と日本海とを結ぶ路線延長3,258kmにわたる、全国で8つ目の長距離自然歩道だ。
この近畿自然歩道は、四季を通じて手軽に楽しく快適に歩くことが出来るように、テーマを決めて1日コースを設定し、この歩道を歩くことにより、多様な自然にふれあい、自然の中で培われた地域の歴史・文化などを認識することができるようになっている。
そこで、私の居住地兵庫県の中から今まで行ったことのないところを探し2つほど候補地に挙げてみた。
近畿自然歩道 山陽路ルート34、猪名川渓谷、屏風岩を訪ねるみち(猪名川町松尾台〜猪名川町万善)と38、六甲連山を望むみち(神戸市北区大沢町神大沢〜神戸市北区阿淡河町野瀬)である。どんなところかは以下参考の※8:近畿自然歩道 山陽路ルート参照(冒頭の画像は「38、六甲連山を望むみち」、のものを借用)。
家人は最近足の調子があまり良くないので、無理させられない為、まだ決めたわけではなく、これから、いろいろ資料を集め、十分調べたうえで、二人で相談して行ってみようと思っている。この2コースなら距離は8?〜10?ほどだから大丈夫だろう。
他にも色々と良いところがあるようなので、健康のためにも、家族、また友人と空気の良い自然歩道を歩くのは秋のレジャーとしてはおすすめではないだろうか。紅葉の名勝地もあるし、皆さんも考えてみては・・・。
参考:
※1:よくわかる中国 » 天高く馬肥ゆる秋
http://11524blog.digbook.jp/archives/20
※2:故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/
※3:灬部とは (カブとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%81%AC%E9%83%A8
※4:秋とは (アキとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%A7%8B
※5:さんかしゅう(山家集) - Agora Sofia日本語辞典
http://jiten.eu/article/15909
※6:灯火親しむべし:原文・書き下し文・意味 - Web漢文大系
http://kanbun.info/koji/tokashita.html
※7:全国・自然歩道を歩こう月間 - 環境省
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15753
※8:近畿自然歩道 山陽路ルート
http://www.pref.hyogo.jp/JPN/apr/hyogoshizen/shizenhodou/sanyoroute.html
秋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B
長距離自然歩道 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E8%87%AA%E7%84%B6%E6%AD%A9%E9%81%93
「天高く馬肥ゆる秋」とはよく言ったもの。秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある。秋の季節の素晴らしさをいう句で、多く手紙などで時節の挨拶としても用いられる。
実りの秋には新米や、さつま芋、それに果物類の梨、ぶどう、柿、栗、りんご、みかんなど糖分たっぷり、小松菜、大根、きゃべつ、魚類ではサンマ、イワシ、サケ、サバなど秋の味覚が食欲を誘う。秋になり馬や牛、鶏などが太るのは結構なことだが、せっかく夏痩せしていた人間も太る傾向がある。事実、私も結構食べるものには気を付けているのだが、せっかく夏痩せしていたものが、今は夏場より、2キロほど超えてしまった。来月早々のメタポ検診(特定健診制度)に、引っかからないよう調整しなければいけないのだが・・・・。太るのは簡単だが、なかなか痩せるのは難しい。
この「天高く馬肥ゆる秋」本来は違った意味であった。
出典は、中国盛唐の有名な詩人杜甫の祖父である杜審言(としんげん)が蘇味道に贈った詩『贈蘇味道』(蘇味道に贈る)に「雲浄妖星落、秋高塞馬肥」(「雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ」とあるのに基づくもの(詩は※1参照)。この”塞馬(さいば)”は、北方の辺境を警備する漢軍側の塞の馬を指している。
昔、中国(中原)では、しばしば北方の騎馬民族の匈奴が収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、前漢の趙充国はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として使ったもの。
しかし匈奴が滅びた後は、現在の意味で使われるようになったようだ。「天高く馬肥ゆ」ともいう(※2参照)。
秋は、社会通念・気象学では、9月・10月・11月 。日本の旧暦では文月から長月の間で今の8-10月ごろ。
二十四節気に基づく節切りでは立秋から立冬の前日までをいう。
秋の元の字は「龝」。
会意文字「龝」は、「禾」(穀物、稲)+ 「束」(たばねる)で 作物を集めて束ねる事に由来。又は、元の字を「龝」+「灬」につくり、穀物につく「龜」(カメではなくイナゴ)を焼き殺す季節の意(白川 静)ともいう。
秋になるとイナゴが大発生して穀物を食べてしまうので、イナゴを「火」で焼いて豊作を祈る儀式をした。それが「秋」の元の文字であり、「説文解字」には「禾(か)穀の熟するなり」とある。
秋の語源には、この時期になると「禾穀(稲のこと)が飽(あ)き満ちる」季節となることから来たとする説がある(※3、※4参照)。他に、「空の色清明(あきらか)なる時節」から、また、紅葉などが赤くなるが、その「あか」が転じて「秋」になったという説などがあるようだ。
この季節は涼しくさわやかで五穀や果物が実り、「秋たけなわ」「食欲の秋」などといわれるが、一方では台風や前線の影響で雨が降りやすく、「秋の空」など変わりやすいことのたとえにされる。
やがて木々は紅葉し、草花は枯れて、冬へ向かう。盛りを過ぎること。終わりに近づいていることを「天下の秋」「人生の秋」と言ったりする。私などももう「人生の秋」なのだろう。
又、和歌などで、男女の仲の冷める意味で「飽き」に掛けて用いられている。「かりそめにおく露とこそ思ひしか秋にあひぬる我が袂(たもと)かな」〈『山家集』下。※5参照〉
「秋」の常用音訓は、「シュウ」、「あき」があるが、訓読みには、「危急存亡のとき」という言葉があるように、「秋」とかいて「とき」とも読む。「危急存亡の時」と書いても絶対間違いではないようだが、正しくは「危急存亡の秋」と書く。
中国・三国時代、蜀の国の名軍師・諸葛亮(孔明)が主君・劉禅に奏上した「出師《すいし》の表」にある言葉で、(国が)存続するか、はたまた滅亡するかというほどの危難が迫っている状況を表わし、「秋」は、五穀の実る最も重要な“時”を象徴していることからきているようだ(※2参照)。
このほか、秋を表す言葉に「読書の秋」もあるが、何故読書は秋なのか?
これも由来は古代の中国からきたもので、唐代の詩人韓愈(かんゆ)の漢詩「符読書城南」(『全唐詩』341巻)の以下の一文からきているらしい。
原文:「時秋積雨霽、新涼入郊墟。橙火稍可親、簡編可卷舒。」
直訳:「時秋(ときあき)にして積雨(せきう)霽(はれ)、新涼(しんりょう)郊墟(こうきょ)に入(いる)。灯火(とうか)稍(ようやく)親(した)しむ可)べ)く、簡編(かんぺん)巻舒(けんじょ)す可(べ)し。」
涼風が立ち、夜も長くなる秋は、灯火のもとで読書をするのにふさわしい・・・・「灯火親しむべし」ということ。
日本でも秋に読書が定着したのは大正時代(大正13年= 1924年)に日本図書館協会がこの韓愈の文を用いて11月に読書週間(当時呼び名は図書館週間)を開催したのが始まりだという。
気候がよく過ごしやすいことから、秋祭りや運動会などの行事も多く開かれ、たいへん賑やかな季節でもある秋。
「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」など、さまざまな言葉が冠され、秋の行事が目白押しである。家には新聞広告など、観光旅行の案内がワンサカときている。
旅行に行けば、旅行先にかかわる歴史書など車中で読書も出来るし、旅行先の名所旧跡、それに美術館などを見て回り、産地の名物など季節の物も味わうことができる。また、名所旧跡を見て歩くと、結構足の運動にもなる。何もかも楽しむにはもってこいだ。
しかし、私など、現役時代に仕事柄全国を出張し、その都度、休暇を取ってはその地を観光し、また、夫婦でもさんざん旅行をしてきたので、今は余り、観光旅行そのものには興味がなくなってしまった。
ただ、齢を取り家にこもって動かなくなったので、適度の運動をしないとメタポになってしまう。暑い夏が過ぎ、涼しい季節にもなったので、夫婦で近場の静かな自然道などを自分のペースでゆったりと散策するのが良いな〜などと考えていたら、この10月は、「全国・自然歩道を歩こう月間」(Month for National Nature Trails Walking)となっている(※7参照)。
多くの人が自然や文化に恵まれた自然歩道を歩くことにより、自然への理解を深めることを目的として設けられた環境省のプロモーション月間である。
環境省では、1992年度から、10月1日から31日までの1カ月間を同月間と定めて、全国各地で自然歩道を歩く行事の実施を提唱している。
車に依存し過ぎることなく、歩くことを豊かな生活の一部としてとらえて自然とのふれあいを楽しむ機会を増やして、多くの人に自然を守ることの大切さを実感してもらおうというのがねらい。
実施主体は同省のほか、都道府県、市町村、日本ウオーキング協会をはじめとする各種団体などがあり、平成24年度も、長距離自然歩道を始めとする全国各地の自然歩道を歩きながら、自然に親しみ、自然への理解を深めるための各種行事を全国的に展開している。
長距離自然歩道とは四季を通じて手軽に、楽しく、安全に自らの足で歩くことを通じて、豊かな自然や歴史・文化とふれあい、心身ともにリフレッシュし、自然保護に対する理解を深めることを目的として、環境省が計画し、各都道府県が整備を進めているものである。
昭和45年(1970年)の東海自然歩道の整備に始まり、九州・中国・四国・首都圏・東北・中部北陸・近畿と8つの自然歩道が整備され、9つ目となる北海道自然歩道は、平成15年に計画が策定され、整備をしている。計画路線の延長距離は4,585kmで、整備が完了すれば全国の総延長は約26,000kmとなるそうだ。
家族向けのコースから本格的な健脚コースまで、各地の見どころを楽しく歩けるようになっている。
行事一覧など詳細は、以下の環境省HP(自然大好きクラブ)をご覧になるとよい。
環境省HP(自然大好きクラブ)
http://www.env.go.jp/nature/nats/index.html
私の住んでいるところから近いところは近畿自然歩道の中にあるが、近畿自然歩道は、近畿を中心とした2府7県(福井、滋賀、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取)をとおり、太平洋及び瀬戸内海と日本海とを結ぶ路線延長3,258kmにわたる、全国で8つ目の長距離自然歩道だ。
この近畿自然歩道は、四季を通じて手軽に楽しく快適に歩くことが出来るように、テーマを決めて1日コースを設定し、この歩道を歩くことにより、多様な自然にふれあい、自然の中で培われた地域の歴史・文化などを認識することができるようになっている。
そこで、私の居住地兵庫県の中から今まで行ったことのないところを探し2つほど候補地に挙げてみた。
近畿自然歩道 山陽路ルート34、猪名川渓谷、屏風岩を訪ねるみち(猪名川町松尾台〜猪名川町万善)と38、六甲連山を望むみち(神戸市北区大沢町神大沢〜神戸市北区阿淡河町野瀬)である。どんなところかは以下参考の※8:近畿自然歩道 山陽路ルート参照(冒頭の画像は「38、六甲連山を望むみち」、のものを借用)。
家人は最近足の調子があまり良くないので、無理させられない為、まだ決めたわけではなく、これから、いろいろ資料を集め、十分調べたうえで、二人で相談して行ってみようと思っている。この2コースなら距離は8?〜10?ほどだから大丈夫だろう。
他にも色々と良いところがあるようなので、健康のためにも、家族、また友人と空気の良い自然歩道を歩くのは秋のレジャーとしてはおすすめではないだろうか。紅葉の名勝地もあるし、皆さんも考えてみては・・・。
参考:
※1:よくわかる中国 » 天高く馬肥ゆる秋
http://11524blog.digbook.jp/archives/20
※2:故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/
※3:灬部とは (カブとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%81%AC%E9%83%A8
※4:秋とは (アキとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%A7%8B
※5:さんかしゅう(山家集) - Agora Sofia日本語辞典
http://jiten.eu/article/15909
※6:灯火親しむべし:原文・書き下し文・意味 - Web漢文大系
http://kanbun.info/koji/tokashita.html
※7:全国・自然歩道を歩こう月間 - 環境省
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15753
※8:近畿自然歩道 山陽路ルート
http://www.pref.hyogo.jp/JPN/apr/hyogoshizen/shizenhodou/sanyoroute.html
秋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B
長距離自然歩道 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E8%87%AA%E7%84%B6%E6%AD%A9%E9%81%93