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サクランボの実のなる桜の木

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は分類学上、バラ科サクラ亜科サクラ属に分類されるようだ。
サクラ属はさらにサクラ亜属、モモ亜属、ウメ亜属、スモモ亜属などがあって、広い意味では桜はバラの仲間だし、梅や桃(もも)、杏(あんず)なんかとも仲間である。
桜の名前の由来は、いくつかの説があるが、動詞の「咲(さ)く」に接尾語「ら(「ぼくら」など複数を表す「ら」)がついたという説や、「古事記」に出てくる『木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)』の「木花」が桜の花を意味していたことから「サクヤ」の音が「サクラ」になったという説が有名(※1)。
桜の漢字は、「木」へんに「ツ」に「女」って書くが、これは書きやすいように省略した形で、もともとは「櫻」と書いていた。2つの「貝」には、貝の首飾りの意味があり、「嬰(えい)」で女性が首飾りをしている様子を表している。「貝飾りのような実(サクランボ)をつける木」という意味で「櫻(桜)」という漢字になったと言われている。
桜を英語ではセイヨウミザクラのように実を食べるものをcherry、日本で改良された花をみるサクラをJapanese cherry、flowering cherry、Japanese flowering cherryと呼び,区別しているようだ。
サクランボは「さくらんぼう」とも呼ばれ、漢字で書くと「桜ん坊(さくらんぼう)」や「桜桃(「おうとう」とも読む」と書く。
広い意味でのサクランボはサクラ類の果実を総称するが、ほとんどの桜になる実は小さかったり、酸っぱかったりで、余り美味しくはない。園芸上では栽培種の果実をサクランボと称しており、そのなかで日本の果樹として重要なものは、セイヨウミザクラ(甘果オウトウ)P.avium L.(英名sweet cherry)であり、サクランボの名称で市販されている果物は大部分が本種である。
セイヨウミザクラは数千年前から人類に食されていたようで、Wikipediaによれば、青銅器時代のイギリスなどのヨーロッパで、種が発掘されており、たとえば、イタリアのガルダ湖南岸付近にあるデゼンツァーノロナート付近で、青銅器時代の初期から中期の高床式住居跡から見つかっているという。
高さ15〜20mになる落葉高木で、春にサクラに似た花を咲かせ、6〜7月に果実が成熟する。
セイヨウミザクラは鑑賞用としても育てられているが、大きさがちょうどよいことから、公園や庭木として使われることも多い。
冒頭掲載の画像は、今朝撮ったご近所の庭木で、サクランボのなる木(セイヨウミザクラなのだろう)である。
通常花期は3月下旬頃だと思うのだが、寒い寒いと言っていたわりに今年は少し開花が早いように思われるのだが・・・。もうこの木はほとんど満開に近い。
参考:
花言葉は、小さな恋人。上品。・・だという(※2)が、本当にかわいい花である。
※1:さくらの語源 櫻と桜 桜の会
http://sakuramori.at.webry.info/200505/article_2.html
※2:GKZ植物事典・團伊玖麿植物事典・セイヨウミザクラ(西洋実桜)
http://www.t-webcity.com/~plantdan/mokuhon/syousai/sagyou/se/seiyoumizakuara.html
このはなさくや図鑑「セイヨウミザクラ 」
http://www7b.biglobe.ne.jp/~cerasus/cera-sa/c-seiyo.html
セイヨウミザクラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%83%9F%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9

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