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夏休み

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四国から関東甲信越地方で梅雨が明けた17日、群馬県館林市で39,2度を記録したほか、京都市で36,4度、大阪府枚方市で35,6度などと西日本でも今年一番の暑さを迎えた。

気象庁によると、全国930の観測点のうち75地点で35度以上、516地点で30度以上を記録し、急激な厳しい暑さに慣れていない人達が、熱中症で病院に次々搬送されていた。18・19日も暑い日が続いた。

こんな暑い中、私がパソコンをセットし使っている2階の部屋は、南向きで風通しも良いが、我が家で一番日当たりが良く、冬などは非常に過ごしやすいのだが、これからの真夏日は、自然の風も熱風のようなもので、かえって暑く、冷房を入れないと、遮光用のシートを張って扇風機を使ったぐらいでは、パソコンからの放熱だけでも鬱陶しくて、パソコンを使用する気がしなくなる。

それで、毎年、夏場はブログの作成を中止しているのだが、今年も、このブログを書いた後、明日から、8月一杯は、ブログを休止しようと思っている。

そこで、今日は何をテーマーに書こうかと、簡単に短文で書けるいいネタはないかと、日本記念日協会の7月20日の記念日をみていると「夏割りの日」があった。

いよいよ、本格的な暑い暑い夏を迎えて、もう、日中に屋外へ出かけることを考えただけで憂鬱ななこの時期だけに、「夏割り」と聞けば、夏の暑い中をわざわざ家族で旅行したり、買物に出かけてくれるのなら値段を特別に安く割引いてあげよう・・・という、ちょっと、気の利いた夏限定の割引セールの一種かと思っていたのだが、それは大違い。

 記念日を制定したのは、キリンビール株式会社。和酒や洋酒などを炭酸や好きな飲み物などで割って、夏らしいドリンクを楽しむ「夏割り」のPR(※1参照)のためのものだった。日付は7と20で「夏割り」と読む語呂合わせから・・・。

ま〜、誰しも、暑い夏は食べ物も飲み物も冷たいものが欲しくなるし、冷たいビールなど最高だが、酒や洋酒なども好みの飲料で割って、夏らしいドリンクを楽しむ。それはそれでいいだろう。ただ、夏に余り冷たいものを摂りすぎると、内臓が急に冷やされ消化器官の機能が低下し、食欲が落ちたり、下痢、夏バテなどを引き起こす原因となってしまうのでご注意を・・・。

特に、甘み(糖)は冷たくすると感じにくくなり、糖質の含まれた冷たい食べ物や飲料を多く摂ると糖質過多にもなり易い。だから、冷たいといっても、キンキンに冷えているものではなく、「少し冷たい」と感じられる程度のものに抑え、糖質の余り含まれていないものがいいだろうね。

ところで、7月20日(金曜) の今日、神戸市の公立の小学校、中学校、高等学校などは、1学期の終業式が行なわれ、明日から第2学期の始業式のある9月3日まで、長い長い「夏休み」となる(※2)。

朝の登校時間の前ごろから神戸の私の家付近ではあいにくの大雨で、雷が近くでゴロゴロと鳴っている。折角の雨でずぶ濡れになっているのではないかな。しかし、子供達にとっては明日から嬉しい夏休み。だが、親にとっては、大変なのだろうな〜。

例えば、今年の西日本の場合、記録的猛暑だった昨夏ほどではないが、8月は平年より低い:20%、平年並み:40%、平年より高い:40%となっており、8月に高温傾向が特に現れており太平洋高気圧の張り出しが強まって、暑い夏となりそうだ(※3)。

昨年3月11日の東日本大震による被害で福島第一原子力発電所事故を起こして以来、日本国内の原子力発電所稼動問題などから、この夏季以降も電力の供給不足が懸念され、料金のアップだけでなく、政府、電力会社から節電を強く要請されている。許容量を超えると計画停電も止む無しなどと脅されると、厭でも節電しなければ仕方がない。

職場などでは、会社の節電対策で「エアコンの設定温度28度を厳守する」などといわれ、うだるような暑さに耐えながらの仕事をしている人も多いことだろう。事務所でのエアコンの設定温度などについては、事務所衛生基準規則 での定めもあり、それ以下の厳しい環境になっている場合は、健康上の問題もあり、参考※5:「節電と事務所衛生基準規則について」など一読し、改善すべき点などは会社に要望をしても良いだろう。

今年は、野田政権社会保障と税の一体改革を言いながら、社会保障は棚上げにしたまま、自・公・民三党合意(談合?)で消費税増税だけはあっさりと決めてしまった。(現在参院特別委員会で実質審議中、※4参照)。

所得の低い人は、先のことが心配で、せっかくの夏休みに家族旅行も中止し、費用のかからない近場のショッピングセンターなどでのイベントや海水浴などで過ごす人も増えているかも知れないし、家にいるとしても、節電でエアコンの使用もままならないないとなれば、今年は、本当に、暑い、辛い夏になりそうだ。

兎に角、この暑い夏は、ハードな運動はさけ、余り冷たいものは摂らないようにして、気温の低い朝の間などに、こまめに水分補給や休憩を行いながら適度な散歩や軽い運動をして、暑さに負けない体力づくりをすることが一番望ましいだろう。それと、熱中症の心配をしなければいけないほどの余り過度な節電はしないようにしよう(※6参照)。

熱中症は、自分で意識しないうちにかかるものだそうで、私も、朝急に足のこむら返りを起したりしてびっくりしたが、これも熱中症が原因だそうで、夜寝ている間に汗をかき水分不足になっているらしい。年をとると、喉の渇きも感じにくくなり、どうしても水分不足になるというので、私たち夫婦は家の中にいるときでもいつも水を入れたペットボトルをそれぞれが1本づつ手元においているのだが、ほっと気がつくと飲み忘れていると言うことが多い。相当意識をして飲むようにしないといけない。

上掲の画像は、私のコレクションである映画のチラシで、1994(平成6)年製作の金子修介監督の映画「毎日が夏休み」である。

この映画大島弓子の少女漫画が原作。昨年8月にNHKBSプレミアムでも放映されていた。“山田洋次監督が選んだ日本の映画家族編50作品”(※7)にも紹介されている名画である。

学校でのいじめが原因で登校拒否になっていた中学生のスギナ(佐伯日菜子)は、エリート会社員の義父成雪(佐野史郎)が時間をつぶすために行っていた公園でばったりと出会う。実は成雪も出社拒否(退職済)で、毎日が夏休みになっていたのだ。この出社拒否と登校拒否の親子が何でも屋をはじめるが、娘の成績優秀と夫のエリートぶりが自慢の種だったママ良子(風吹ジュン)は、ついにキレてクラブのホステスに……。

出社拒否と登校拒否の親子が、互いに協力して道を切り開いてゆき、実質上崩壊している家庭が、最後には見事に再生されてゆく。本来深刻な悩むべき問題を、コミックからの作品らしく、夢の有る明るく、前向きに描いたユニークな物語である。自分が思いがけなく必要とされていることのわくわく気分を演じた、13歳のヒロイン・スギナ役を佐伯が好演、佐野と風吹が佐伯を飄々とした味で支えている。映画をみた人達の感想はすこぶる良い(※7参照)。親子でこんな映画をDVDで見るというのも夏休みのいい過ごし方かも知れない。

今、大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年(2011年)10月に自殺した問題(いじめが原因であろうとされている)が連日マスコミで報道され話題となっている(※8)が、このような話を聞くと実に哀しくなる。

学校でのいじめや嫌がらせ、又、会社の職場や、地域社会など、集団の中では、昔から、多かれ少なかれ、いじめや嫌がらせはあったが、最近の学校などでのいじめの話を聞いていると昔のいじめとは大分違ってきたように感じる。

昔は、男の子の場合など、学校でも、住んでいる地域の中でも、何処にでもごんたくれ がいて、人をからかったり、仲間の者に使い走りをさせたりしているのを私なども多く見てきた。しかし、当時はかなりオープンに人前でも平気で堂々と単独で、威張ってやっていることが多く、今のように集団で影に隠れてこそこそ、しかも陰湿なことは余りしなかったと記憶をしている。女の子の場合は知らないが、・・逆に女のこの方が影で陰湿ないじめをしていたかもしれない。

私たち戦前産まれの年代の者だと、「男は男らしく」、「女は女らしく」というのが、躾や教育の基本であった。良くも悪くも、こういう決まりごとは世間の誰もが認知していたので、強いものが弱いものをいじめたり泣かせたりするのは男らしくないと回りから馬鹿にされるし、ましてや、陰に隠れて集団でいじめをするなんて男のすることとは考えられないことであった。だから、普通力の強い腕白なごんたくれたちが、たいたずらやからかい半分のいじめのようなことをしても、度が過ぎると回りの者が見ているので、大人の場合だと直接叱るし、学校などでも、見ている子どもたちが皆で注意し、それでもやめないと、「先生に言いつける」ぞと言うとやめるのが普通だった。それはどんなごんたくれにも、「わしも男だ」というプライドがあったからだろう。男が同じ男社会から認められないほど辛しことはないからね〜。

戦後の民主化とともに男女同権運動の一層の広がりは良いのだが、それまでの、行動規範ともいえる「男の子は男の子らしく」とか「女の子は女の子らしく」と言ったことを口にすると、それは、ジェンダーだと非難されてしまう。戦後シームレスと女性は強くなったと云われるように、女性はあらゆる分野での束縛から解放され社会へ進出し、強く逞しく生きている。その反面、敗戦に打ちひしがれ、自信喪失した男性は、男としての生き方が見つからないまま、卑屈で、ひ弱になってきているように思えて仕方がない。それは戦後生まれの男子の教育のあり方になどにも関連していると思うのだが・・・。

ああ!非常に大きな雷がすぐ近くで鳴り出した。パソコンがやばいので、この話はこれまでとしよう。いじめ問題を考えているうちに、ついこんなことをぐちってしまった。

もう現役を退き、ブログを書くことぐらいしか特にしなければならないことのない私ですが、兎に角、暑い夏の期間はブログの方も、小・中学生並みに、明日7月21日から9月の上旬まで、夏休みとさせていただきます。今までの訪問有り難うございます。

暑い夏!くれぐれも熱中症には気をつけて、乗り切ってください。

再開の節は又の訪問、宜しく御願いします。

(冒頭の画像は、7月18日朝日新聞朝刊より借用)

参考:

※1:KIRIN_夏を冷やそう!夏割り

http://www.kirin.co.jp/about/natsuwari/index.html

※2:神戸市:神戸市立学校園式典一覧

http://www.city.kobe.lg.jp/child/education/ceremony/index.html

※3:Tenk.jp近畿から沖縄、暑い夏に

http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-4714.html

※4:中国新聞

http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201207190097.html

※5:節電と事務所衛生基準規則について - 現代の臥竜窟

http://blogs.yahoo.co.jp/taka_007jp/52327788.html

※6:「節電で熱中症」ご注意 専門家、注意呼びかけ - 朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106090218.html

※7:山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 家族編::毎日が夏休み

http://www.nhk.or.jp/yamada100/review/review_mainichi.html

※8:朝日新聞デジタル:大津・中2自殺 教職員への聴き取り、記録残さず

http://www.asahi.com/national/update/0719/OSK201207190039.html

 毎日が夏休み - goo 映画

http://movie.goo.ne.jp/movies/p28324/index.html

民主党政権、モ〜末期的!これが“離党予備軍”74人だ -

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120718/plt1207181810007-n1.htm

一体改革法案 3党合意ベースに議論深めよ読売新聞‎

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120719-OYT1T00027.htm

気象庁:サイトマップ

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/sitemap.html

 夏休み - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E4%BC%91%E3%81%BF

日本記念日協会

http://www.kinenbi.gr.jp/index2.html

 

 

 


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