日本記念日協会(※1)に登録されている今日・3月1日の記念日に「未来郵便の日」がある。
記念日は、未来に向けて発信し、5年後、10年後の指定した日に届く未来郵便制度を発足させた長野県下水内郡栄村の栄村国際絵手紙タイムカプセル館(※2)と、その運営を手がける絵手紙株式会社(※3)が制定したもの。日付は3と1で「みらい」と読む語呂合わせからで、「未来に届ける大切なメッセージ」という公募展などを開催している。
未来に向けて発信し、5年後、10年後の指定した日に届く未来郵便制度・・・なんとなくロマンがあって面白いじゃないですか・・・!
そこで、「未来郵便」とはどんなものか・・・。栄村国際絵手紙タイムカプセル館を覗いてみたら、以下のように書かれていた。
“未来郵便とは、絵手紙・手紙で「今」の想いを「未来」へと託すことができる、新しいシステムです。
例えば、「20歳の自分へ手紙を送る」「10年後の息子・娘へ手紙を送る」「遠い未来へ友達とタイムカプセルを送りたい」「天国からのメッセージを残したい」など、様々なシーンで未来へ手紙や大切な物を残せたら、どんなに素敵なことでしょう。
絵手紙を、何年か後の自分や家族に届けてみたい・・・。次世代を担う子どもや孫たちを絵手紙で応援したい・・・。そんな夢が未来ゆうびんシステムで実現します。
近い未来ならばお誕生日、記念日、自分を励ます絵手紙などに、ちょっと遠い未来ならば大切なご家族やお孫さんへのメッセージとして・・・。どなたでもお気軽にご利用いただけます。”・・・と。
料金は、基本料500円(1通につき)。預かりから半年以内に届ける場合は加算金0であるが、預かり日から1年以上(以後1年ごとに)50円加算となっている。
預けることができる絵手紙は、はがき、大判はがき、定型封筒に入ったもの(25gまで)までだが、これらは、指定された日に「未来ゆうびん専用封筒」に入れてタイムカプセル館から郵送されるそうだ。
それぞれの年代や立場でいろいろな使い方があるだろうが、もう年齢的にも先の長くない私などは、どのようなことに使ってみたらよいのかな〜・・・。
いま、私は、来るべき時に慌てないために、ぼちぼちと身辺の整理をすると共に、エンディング・ノート作りも始めようと準備をしているところだが、いざ、その時になると一番気になるだろうと思うことは、もう、息子一家については、経済的には問題ないだろうし、孫の教育面もうまくいっているようで、後は健康面以外何も心配することはないだろう。
残る心配事は、私が亡くなった後に一人残されることになる、長年連れ添ってきた家人のことである。
私の家の方も幸いに、経済面では一応最低限の用意はしてあるので、一人になった家人が気を落とさず元気で気丈に生きて行ってくれることだけが気がかりである。
だから、エンディング・ノートにはそのことを書いておくつもりだが、それとは別に、後に残った家人を勇気づけるためのメッセージなどを事前に用意しておいて、私の寿命ももう、終わりだ、・・・と思った時に、用意しておいたものを預けておいて、翌年の家人の誕生日などに生きていた時の感謝の気持ちと、これからも元気で生きていくよう励ましのメッセージを届けられると良いな〜、などと今思いついたのだが、これはちょっと、機関へ預けるタイミングなどが難しいかもね〜。
でも、もしできたらいいな〜。私のような年代の者には、生きているうちは、なかなか感謝の気持ちなど口に出して言えないものだが、このような方法なら素直に感謝の気持ちを表せるもの。皆さんならどのように使いますか?
ところで、今日の記念日については、長野県の栄村と絵手紙との関係が深いようだ。
絵手紙とは、手紙の一種で「絵のある手紙を書き送ること」であるが、その基本は手書きであり、はがきに花や野菜など、身近にあるものを素材にして書き、絵手紙を送る相手に最も伝えたい気持ちを短い言葉で添えたものである。
Wikipediaによれば、この「絵手紙」というジャンルが確立されたきっかけは、書道家の小池邦夫(※4参照)が1978(昭和53)年から1979(昭和54)年にかけて、芸術誌「季刊 銀花」(文化出版局)へ綴じ込み企画として、6万枚の直筆絵手紙を発表したこと・・・とされているようだ。
そのモットーは、「ヘタでいい・ヘタがいい」。 テクニックよりも、自分らしさがハガキの中に出ているかどうかを大切にする。 また、「手紙」という性質上、絵手紙といっても、あくまで、絵は添え物であって、言葉(かき手の気持ち)の方が重視されるという。
長野県下水内郡の栄村は、長野県の最北端、新潟県と接する地にあり、国勢調査によれば、栄村(に該当する地域)の人口は2005年、2,488人、2010年2,215人と、過疎化の続いている小さな山村である。
しかも、山々に囲まれたこの地域は、日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地帯の指定を受けているようなところでもある。
それなのに、どうして、このような雪の深い、僻地の小さな山村で、このようなユニークな運動を始めることになったのだろう。
そのきっかけは、1995(平成7)年のこと。人口わずか2,500人余り(1995年国勢調査人口2,896人)の雪深い信州のこの小さな山里に、なんと1万2000人もの人が訪れるというまさに大事件が起ったのだという。
このとき、山路智恵さんという1人の少女の絵手紙展が開かれたそうだ。
彼女は、小学校1年の入学式の日から、絵手紙の創始者である小池邦夫に絵手紙を送り続け、6年生で連日2千日送り続けたという。
これを記念して東京・大崎ウエストギャラリー(※5)で開かれた絵手紙展を見て、大いに感激した村の公社職員が、この感動を村の人にも味わってほしいと、実行委員会を立ち上げ、小さな村で山路智恵さんの絵手紙展を実現したら、会場の栄村物産館には、村内外から1万2000人もの人が訪れてくれたのだそうだ。
この山路智恵絵手紙展の大成功で盛り上がった実行委員会は、今度は全国公募展を計画。1996年に『小ちゃなしあわせ展』を実現。
全国の市町村に村民自ら手描きの絵手紙を添えて呼びかけ1万2500通が寄せられ、この絵手紙展に全国から2万人もの人たちが栄村を訪ねてくれたという。
この絵手紙展をきっかけに、村の中に絵手紙愛好者が広がり、絵手紙に心ひかれた女性たちがグループ(ふきのとうの会)を作り、村内のお年寄り世帯に少しでも何かのお役に立てばと、絵手紙で「元気訪問」を始めたそうだ。
また、『小ちゃなしあわせ』展の終了後、今度は2年後にひかえた『長野オリンピック』に絵手紙で参加しようと、長野オリンピック冬季競技大会組織委員会(NAOC)に文化プログラムを申請。ほかにも外務省、郵政省、自治省、文化庁、国土庁、長野県に名義後援を申請。その結果、長野オリンピックおよびパラリンピックの文化プログラムとして採択されたことから、スタッフは在日の大使館にも協力を要請し、努力の結果として、応募総数も8万枚をこえ、海外からも1万9000通もの応募があったという。
だれでもが参加できるこの絵手紙のオリンピック後、
2002年には、日中友好30周年記念(※6)行事『10万通日中絵手紙展』を日本絵手紙協会(※7)と蘇州市とで共催するまでになる。
2003年には、村民有志が『栄村絵手紙・芽吹きの会』を設立し会員を募集。2004年には、森宮野原駅交流館オープン記念として、山路智恵絵手紙展『再会のさくら展』を開催する。
上掲は森宮野原駅。ここに交流館はある。拡大画像参照。Wikipediaより。
その後も、蘇州市、日本絵手紙協会主催の各絵手紙展企画に参加し、村内で展示。蘇州市使節団が来村するなど、中国との交流を深めてきたようだ。
そして2007(平成19)年7月。栄村に、日本絵手紙協会の活動を通して寄せられた全絵手紙を収蔵するタイムカプセル館が、そして『絵手紙の村 栄村』のきっかけを作ってくれた山路智恵さんの絵手紙美術館ができる。
2010年7月には、念願の展示室・新館が完成。また、新規事業として、『未来郵便』を立ち上げたそうで、記念日登録もこの年にされているようだ。
そして、雪深い僻地の小さな山村にある、タイムカプセル館は、今、栄村の過去・現在・未来の架け橋としての役割を担っているのだという。
なかなかいい話ではないか・・・・。「わが村は僻地の小さな村でどうのこうの・・・・」といった泣き言はよく聞くが、このようにして、今では2千人少々(2010年国勢調査人口2,215人)しかいない小さな村で、おそらくはその大半がお年寄りだと思うのだが、村の人が一致団結して、人口の10倍もの人を呼び込むイベントをしているというのは実に頼もしいものだ。・・・、これはもう、立派な村興しだが、この村の偉いところはこれだけにはとどまらないようだ。
この小さな栄村では、なんでも、補助金に頼らない田直し事業や、山間に「下駄履きヘルパー」を派遣する事業が実施されるなど、過疎地に合わせた政策を展開し、中央政権による一律(高基準)な補助金を受け続けた場合、「補助金はあくまで補助であるため、当地の財政は破綻する」と考えた村長が、独自の政策を掲げた運営をしてきている(Wikipedia)・・・というのだ。なかなか自立心の高い地域である(※8の栄村の取り組み参照)。どこの地域も見習って欲しいものだ。
東京・大崎ウエストギャラリーでは、今年・2013(平成25)年も、2月15日(金)〜22日(金)にかけて「絵手紙フェスティバル 2013」が開催され、会期中はさまざまな講演会・体験教室が企画されているようだ(※5)参照。
タイムカプセルと言えば、日本で知られるものとしては、アジア初であり、日本で最初の国際博覧会である1970(昭和45)年の日本万国博覧会の年に、松下電器(現・パナソニック)と毎日新聞により企画、製作され大阪城公園に埋められたタイムカプセルがある。これは、5,000年後の6,970年に開封予定のものである。
上掲の画像は、パナソニックと毎日新聞が大阪万博の年に設置したタイムカプセルのモニュメント。現物はこの地下にある(画像はWikipediaより)。
この「タイムカプセル」という用語の登場は、Wikipedia によれば、1939年のニューヨーク万国博覧会とされているようだが、貴重品を後世のために隠しておくというアイデアは、遠くメソポタミア文明にまで遡り、メソポタミアの都市遺跡(ウルク)の城壁の中に隠されていた小部屋の中から5,000年前の箱が発見されているなど、神殿や城塞の建設時に記念物を埋めることが行われてきたという。
現存する人類最古の文学であるギルガメシュ叙事詩の冒頭は、このウルクの城壁の礎石の中にある銅の箱の見つけ方から始まる。
この箱にラピス・ラズリの銘板に書かれたギルガメシュの物語が保管されており、ここから彼の物語が語られる(※9、※10参照)。
このようなタイムカプセルに物を入れ、何千年も先になって昔を懐かしむのも、それはそれでよいかもしれないが、もう少し、早く、自分たちの生きている間に小包や郵便のような形で見る方がより、楽しいのではないか?・・・と、考えても不思議はない。
1985(昭和60)年に「人間・居住・環境と科学技術」をテーマに、茨城県つくば市で行われた国際科学技術博覧会(略称:科学万博、つくば '85、Tsukuba Expo '85など)では、郵政省による「ポストカプセル2001」という企画が行われていたのを思い出す。
これは、科学万博郵便局内に設置した専用ポストへ投函したか、または、ポストカプセル郵便であることを明記した手紙が、16年後の21世紀最初の元日である2001(平成13)年1月1日に届くというものであった。
いわば郵便局版のタイムカプセルともいうべきものだが、Wikipediaによれば、当日には、326万636通の郵便物が配達されたそうだ。これらの郵便物は、配達までは筑波学園郵便局で保管されていたそうだ(※11参照)。
郵便とは、書状・はがきや荷物などを宛先の人に送り届ける通信事業の仕組みのことであるが、近代日本の郵便制度は1871(明治4)年に、その先駆けであるイギリスの郵便制度を参考に前島密により導入された。
官営事業から2003(平成15)年には、日本郵政公社として公社化され、2007(同19)年、郵政民営化により、日本郵政グループへと引き継がれた。
郵政事業は現在では郵便、郵便貯金、郵便保険(簡易保険)の三事業であり、これら郵政三事業は、日本各地に設置されている郵便局を通じて、広く国民にサービスを提供している。
ただ、郵貯銀行と郵便保険会社については完全民営化されるが、郵便事業会社と郵便局会社の株式は日本郵政株式会社が全株(100%)を保持し続けるようだ。
もっとも、郵政民営化の本当の目的は郵貯・簡保の改革にあったことから、これはこれでよいとしなければいけないのかもしれないが、現在のイギリスでは、郵便は、窓口会社、郵便会社、小包会社などと分割されており(ロイヤルメール参照)それぞれが採算に合っているとも聞くのだが・・・。日本の郵便事業はこれからどうなるのだろうかな〜。
「未来郵便」は、土に埋めないタイムカプセル・・ともいうべきものだが、今日の記念日設定をした栄村の未来郵便には私も賛同し、参加したいのだが、絵葉書にこだわられると、私のような性格のものにはなかなか難しい。
なにも難しく考えなくても、「ヘタでいい・ヘタがいい」・・・の気持ちで、素直に書くからかえってその人独特の味わいのあるものになる・・というが、それにしても、ある程度練習をしないと、私などはどうしても、「はずかしい」・・という気持ちから、抜けられない。
そこで、絵手紙でなくてもよい、同種のものがないか・・・と、ネットで検索してみると、今は、いろいろなところが未来郵便を取り扱っている。
以下の(イ)(ロ)などは、一応、特定非営利活動法人(NPO法人)としての運営ということになっている。(ハ)は、そうではない普通の業者である。
(イ)タイムカプセル郵便みらいねっと
http://npo-mirainet.com/
(ロ)特定非営利活動法人みらいぽすと
http://miraipost.com/
(ハ)フューチャーポスタルサービス未来郵便
http://mirai-yubin.com/index.html
(イ)は、その業務を「はがきや手紙などの一時保管・発送代行サービス」、(ロ)は、「郵便配達代行業」、(ハ)は、「お手紙、物品等の一時保管、関連商品の販売、ホームページ制作」となっている。
皆さん「手紙」のことを「信書」とも呼びますよね。
「信書」は通信手段であり、日本国憲法が保障する通信の秘密を保護する必要があることから、「信書」についての秘密を侵すことは禁止されている。
この信書は、郵便法第4条2項で「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」(※12参照) と規定されており、また、総務省は「信書のガイドライン」を定め、区分を行なうための基準を示している。
手紙のほかに、請求書・結婚式の招待状、免許証・表彰状・印鑑証明書などが該当し、新聞・雑誌・カタログ、株券・商品券・航空券、キャッシュカード・ポイントカードなどは該当しない(詳細は※13の信書のガイドライン参照)。
この信書の送達事業は、従来、郵便法により、国(郵便事業会社)の独占とされてきたところ、「民間事業者による信書の送達に関する法律」(平成14年法律第99号。以下「信書便法」という。)により、信書便事業への参入が許可された民間事業者も信書便を送達することが可能となった(※※13参照)。
信書便事業には「一般信書便事業」と「特定信書便事業」の2種類があり、平成15年4月の同法施行以降、一般信書便事業については参入がないものの、特定信書便事業については、346者(平成23年3月末現在)が参入している。
特定信書便事業は、創意工夫を凝らした多様なサービスを提供する「特定サービス型」の事業で、次に掲げる特定信書便役務のいずれかを充たす必要がある(詳しくは、※13にリンクされている特定信書便事業のご案内を参照)。
1.長さ、幅及び厚さの合計が90cmを超え、又は重量が4kgを超える信書便物を送達する役務
2.信書便物が差し出された時から3時間以内に当該信書便物を送達する役務
3.料金の額が1,000円を超える信書便の役務
よって、それ以外の、総務大臣の許可を受けていない宅配便業者などが信書を配達することはできないことになっており、一般の宅配便、メール便は郵便事業、信書便事業には該当しない。
簡単に信書便事業制度の概要を見てきたが、それでは、上記の(1)〜(3)などの「未来郵便」 は、どういうことになるのだろう。
NPO法人として運営している上記(1)は、「一時保管・発送代行サービス」、(2)も「郵便配達代行業」としており、(3)の民間会社は、「手紙や、物品等の一時保管と、関連商品の販売、ホームページ制作」を業務としている。
しかし、この未来郵便の取り扱いや、配送など、その取扱いは、料金に若干の差はあるものの、いずれも基本的には同じような内容である。
他にも同様の業種がたくさんあるが、いずれも基本的には同じようなものだろうから、結局は、、プライバシーの確保や倒産リスクの回避。それに、20年後の配達といったような、配達されるまで、長期間預けておくような場合には、事故や災害なども含めた適切な保管や、誤りのない配達が保障されているか・・といったような信用力が、一番の問題となってくるのであろう。
「未来郵便」・・・なかなか面白いそうで興味が湧くが、どこを利用するかは、慎重に選んだ方がよさそうだね〜。
冒頭の画像は、マイコレクションのメルパルク福岡の貯金箱)
参考:
日本記念日協会ホームページ(※1)
http://www.kinenbi.gr.jp/index2.html
※2:栄村国際絵手紙タイムカプセル館
http://www.etegami-goods.co.jp/
※3:絵手紙株式会社
http://www.etegami-shop.net/
※4:小池邦夫絵手紙美術館
http://www15.ocn.ne.jp/~o-k.muse/koike.html
※5:大崎ウエストギャラリー(貸しギャラリー・貸しスペース)
http://www.space-gallery.net/
※6:日中平和友好条約締結30周年記念レセプション/麻生総理挨拶
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/20/easo_1024.html
※7:日本絵手紙協会
http://www.etegami.or.jp/
※8:長野県栄村公式サイト
http://www.vill.sakae.nagano.jp/index.html
※9:ギルガメッシュ
http://www.wellon.co.jp/kgirugameshu.html
※10:異訳ギルガメシュ叙事詩
http://www8.ocn.ne.jp/~nomutyan/java/yanakiz.html
※11:筑波学園郵便局のポストカプセル よみがえる科学万博-つくば'85
http://ibaraki-daisuki.main.jp/expo85/03_postcapsule_050221.htm
※12:郵便法(昭和二十二年十二月十二日法律第百六十五号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO165.html
※13:総務省信書便事業のページ
http://www.soumu.go.jp/yusei/shinsyo_top.html
※14:信書便事業をめぐる現状と課題 - 参議院(Adobe PDF)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2011pdf/20111003113.pdf#search='%E4%BF%A1%E6%9B%B8%E4%BE%BF%E5%88%B6%E5%BA%A6+%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E9%83%B5%E4%BE%BF'
郵便 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B5%E4%BE%BF
記念日は、未来に向けて発信し、5年後、10年後の指定した日に届く未来郵便制度を発足させた長野県下水内郡栄村の栄村国際絵手紙タイムカプセル館(※2)と、その運営を手がける絵手紙株式会社(※3)が制定したもの。日付は3と1で「みらい」と読む語呂合わせからで、「未来に届ける大切なメッセージ」という公募展などを開催している。
未来に向けて発信し、5年後、10年後の指定した日に届く未来郵便制度・・・なんとなくロマンがあって面白いじゃないですか・・・!
そこで、「未来郵便」とはどんなものか・・・。栄村国際絵手紙タイムカプセル館を覗いてみたら、以下のように書かれていた。
“未来郵便とは、絵手紙・手紙で「今」の想いを「未来」へと託すことができる、新しいシステムです。
例えば、「20歳の自分へ手紙を送る」「10年後の息子・娘へ手紙を送る」「遠い未来へ友達とタイムカプセルを送りたい」「天国からのメッセージを残したい」など、様々なシーンで未来へ手紙や大切な物を残せたら、どんなに素敵なことでしょう。
絵手紙を、何年か後の自分や家族に届けてみたい・・・。次世代を担う子どもや孫たちを絵手紙で応援したい・・・。そんな夢が未来ゆうびんシステムで実現します。
近い未来ならばお誕生日、記念日、自分を励ます絵手紙などに、ちょっと遠い未来ならば大切なご家族やお孫さんへのメッセージとして・・・。どなたでもお気軽にご利用いただけます。”・・・と。
料金は、基本料500円(1通につき)。預かりから半年以内に届ける場合は加算金0であるが、預かり日から1年以上(以後1年ごとに)50円加算となっている。
預けることができる絵手紙は、はがき、大判はがき、定型封筒に入ったもの(25gまで)までだが、これらは、指定された日に「未来ゆうびん専用封筒」に入れてタイムカプセル館から郵送されるそうだ。
それぞれの年代や立場でいろいろな使い方があるだろうが、もう年齢的にも先の長くない私などは、どのようなことに使ってみたらよいのかな〜・・・。
いま、私は、来るべき時に慌てないために、ぼちぼちと身辺の整理をすると共に、エンディング・ノート作りも始めようと準備をしているところだが、いざ、その時になると一番気になるだろうと思うことは、もう、息子一家については、経済的には問題ないだろうし、孫の教育面もうまくいっているようで、後は健康面以外何も心配することはないだろう。
残る心配事は、私が亡くなった後に一人残されることになる、長年連れ添ってきた家人のことである。
私の家の方も幸いに、経済面では一応最低限の用意はしてあるので、一人になった家人が気を落とさず元気で気丈に生きて行ってくれることだけが気がかりである。
だから、エンディング・ノートにはそのことを書いておくつもりだが、それとは別に、後に残った家人を勇気づけるためのメッセージなどを事前に用意しておいて、私の寿命ももう、終わりだ、・・・と思った時に、用意しておいたものを預けておいて、翌年の家人の誕生日などに生きていた時の感謝の気持ちと、これからも元気で生きていくよう励ましのメッセージを届けられると良いな〜、などと今思いついたのだが、これはちょっと、機関へ預けるタイミングなどが難しいかもね〜。
でも、もしできたらいいな〜。私のような年代の者には、生きているうちは、なかなか感謝の気持ちなど口に出して言えないものだが、このような方法なら素直に感謝の気持ちを表せるもの。皆さんならどのように使いますか?
ところで、今日の記念日については、長野県の栄村と絵手紙との関係が深いようだ。
絵手紙とは、手紙の一種で「絵のある手紙を書き送ること」であるが、その基本は手書きであり、はがきに花や野菜など、身近にあるものを素材にして書き、絵手紙を送る相手に最も伝えたい気持ちを短い言葉で添えたものである。
Wikipediaによれば、この「絵手紙」というジャンルが確立されたきっかけは、書道家の小池邦夫(※4参照)が1978(昭和53)年から1979(昭和54)年にかけて、芸術誌「季刊 銀花」(文化出版局)へ綴じ込み企画として、6万枚の直筆絵手紙を発表したこと・・・とされているようだ。
そのモットーは、「ヘタでいい・ヘタがいい」。 テクニックよりも、自分らしさがハガキの中に出ているかどうかを大切にする。 また、「手紙」という性質上、絵手紙といっても、あくまで、絵は添え物であって、言葉(かき手の気持ち)の方が重視されるという。
長野県下水内郡の栄村は、長野県の最北端、新潟県と接する地にあり、国勢調査によれば、栄村(に該当する地域)の人口は2005年、2,488人、2010年2,215人と、過疎化の続いている小さな山村である。
しかも、山々に囲まれたこの地域は、日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地帯の指定を受けているようなところでもある。
それなのに、どうして、このような雪の深い、僻地の小さな山村で、このようなユニークな運動を始めることになったのだろう。
そのきっかけは、1995(平成7)年のこと。人口わずか2,500人余り(1995年国勢調査人口2,896人)の雪深い信州のこの小さな山里に、なんと1万2000人もの人が訪れるというまさに大事件が起ったのだという。
このとき、山路智恵さんという1人の少女の絵手紙展が開かれたそうだ。
彼女は、小学校1年の入学式の日から、絵手紙の創始者である小池邦夫に絵手紙を送り続け、6年生で連日2千日送り続けたという。
これを記念して東京・大崎ウエストギャラリー(※5)で開かれた絵手紙展を見て、大いに感激した村の公社職員が、この感動を村の人にも味わってほしいと、実行委員会を立ち上げ、小さな村で山路智恵さんの絵手紙展を実現したら、会場の栄村物産館には、村内外から1万2000人もの人が訪れてくれたのだそうだ。
この山路智恵絵手紙展の大成功で盛り上がった実行委員会は、今度は全国公募展を計画。1996年に『小ちゃなしあわせ展』を実現。
全国の市町村に村民自ら手描きの絵手紙を添えて呼びかけ1万2500通が寄せられ、この絵手紙展に全国から2万人もの人たちが栄村を訪ねてくれたという。
この絵手紙展をきっかけに、村の中に絵手紙愛好者が広がり、絵手紙に心ひかれた女性たちがグループ(ふきのとうの会)を作り、村内のお年寄り世帯に少しでも何かのお役に立てばと、絵手紙で「元気訪問」を始めたそうだ。
また、『小ちゃなしあわせ』展の終了後、今度は2年後にひかえた『長野オリンピック』に絵手紙で参加しようと、長野オリンピック冬季競技大会組織委員会(NAOC)に文化プログラムを申請。ほかにも外務省、郵政省、自治省、文化庁、国土庁、長野県に名義後援を申請。その結果、長野オリンピックおよびパラリンピックの文化プログラムとして採択されたことから、スタッフは在日の大使館にも協力を要請し、努力の結果として、応募総数も8万枚をこえ、海外からも1万9000通もの応募があったという。
だれでもが参加できるこの絵手紙のオリンピック後、
2002年には、日中友好30周年記念(※6)行事『10万通日中絵手紙展』を日本絵手紙協会(※7)と蘇州市とで共催するまでになる。
2003年には、村民有志が『栄村絵手紙・芽吹きの会』を設立し会員を募集。2004年には、森宮野原駅交流館オープン記念として、山路智恵絵手紙展『再会のさくら展』を開催する。
上掲は森宮野原駅。ここに交流館はある。拡大画像参照。Wikipediaより。
その後も、蘇州市、日本絵手紙協会主催の各絵手紙展企画に参加し、村内で展示。蘇州市使節団が来村するなど、中国との交流を深めてきたようだ。
そして2007(平成19)年7月。栄村に、日本絵手紙協会の活動を通して寄せられた全絵手紙を収蔵するタイムカプセル館が、そして『絵手紙の村 栄村』のきっかけを作ってくれた山路智恵さんの絵手紙美術館ができる。
2010年7月には、念願の展示室・新館が完成。また、新規事業として、『未来郵便』を立ち上げたそうで、記念日登録もこの年にされているようだ。
そして、雪深い僻地の小さな山村にある、タイムカプセル館は、今、栄村の過去・現在・未来の架け橋としての役割を担っているのだという。
なかなかいい話ではないか・・・・。「わが村は僻地の小さな村でどうのこうの・・・・」といった泣き言はよく聞くが、このようにして、今では2千人少々(2010年国勢調査人口2,215人)しかいない小さな村で、おそらくはその大半がお年寄りだと思うのだが、村の人が一致団結して、人口の10倍もの人を呼び込むイベントをしているというのは実に頼もしいものだ。・・・、これはもう、立派な村興しだが、この村の偉いところはこれだけにはとどまらないようだ。
この小さな栄村では、なんでも、補助金に頼らない田直し事業や、山間に「下駄履きヘルパー」を派遣する事業が実施されるなど、過疎地に合わせた政策を展開し、中央政権による一律(高基準)な補助金を受け続けた場合、「補助金はあくまで補助であるため、当地の財政は破綻する」と考えた村長が、独自の政策を掲げた運営をしてきている(Wikipedia)・・・というのだ。なかなか自立心の高い地域である(※8の栄村の取り組み参照)。どこの地域も見習って欲しいものだ。
東京・大崎ウエストギャラリーでは、今年・2013(平成25)年も、2月15日(金)〜22日(金)にかけて「絵手紙フェスティバル 2013」が開催され、会期中はさまざまな講演会・体験教室が企画されているようだ(※5)参照。
タイムカプセルと言えば、日本で知られるものとしては、アジア初であり、日本で最初の国際博覧会である1970(昭和45)年の日本万国博覧会の年に、松下電器(現・パナソニック)と毎日新聞により企画、製作され大阪城公園に埋められたタイムカプセルがある。これは、5,000年後の6,970年に開封予定のものである。
上掲の画像は、パナソニックと毎日新聞が大阪万博の年に設置したタイムカプセルのモニュメント。現物はこの地下にある(画像はWikipediaより)。
この「タイムカプセル」という用語の登場は、Wikipedia によれば、1939年のニューヨーク万国博覧会とされているようだが、貴重品を後世のために隠しておくというアイデアは、遠くメソポタミア文明にまで遡り、メソポタミアの都市遺跡(ウルク)の城壁の中に隠されていた小部屋の中から5,000年前の箱が発見されているなど、神殿や城塞の建設時に記念物を埋めることが行われてきたという。
現存する人類最古の文学であるギルガメシュ叙事詩の冒頭は、このウルクの城壁の礎石の中にある銅の箱の見つけ方から始まる。
この箱にラピス・ラズリの銘板に書かれたギルガメシュの物語が保管されており、ここから彼の物語が語られる(※9、※10参照)。
このようなタイムカプセルに物を入れ、何千年も先になって昔を懐かしむのも、それはそれでよいかもしれないが、もう少し、早く、自分たちの生きている間に小包や郵便のような形で見る方がより、楽しいのではないか?・・・と、考えても不思議はない。
1985(昭和60)年に「人間・居住・環境と科学技術」をテーマに、茨城県つくば市で行われた国際科学技術博覧会(略称:科学万博、つくば '85、Tsukuba Expo '85など)では、郵政省による「ポストカプセル2001」という企画が行われていたのを思い出す。
これは、科学万博郵便局内に設置した専用ポストへ投函したか、または、ポストカプセル郵便であることを明記した手紙が、16年後の21世紀最初の元日である2001(平成13)年1月1日に届くというものであった。
いわば郵便局版のタイムカプセルともいうべきものだが、Wikipediaによれば、当日には、326万636通の郵便物が配達されたそうだ。これらの郵便物は、配達までは筑波学園郵便局で保管されていたそうだ(※11参照)。
郵便とは、書状・はがきや荷物などを宛先の人に送り届ける通信事業の仕組みのことであるが、近代日本の郵便制度は1871(明治4)年に、その先駆けであるイギリスの郵便制度を参考に前島密により導入された。
官営事業から2003(平成15)年には、日本郵政公社として公社化され、2007(同19)年、郵政民営化により、日本郵政グループへと引き継がれた。
郵政事業は現在では郵便、郵便貯金、郵便保険(簡易保険)の三事業であり、これら郵政三事業は、日本各地に設置されている郵便局を通じて、広く国民にサービスを提供している。
ただ、郵貯銀行と郵便保険会社については完全民営化されるが、郵便事業会社と郵便局会社の株式は日本郵政株式会社が全株(100%)を保持し続けるようだ。
もっとも、郵政民営化の本当の目的は郵貯・簡保の改革にあったことから、これはこれでよいとしなければいけないのかもしれないが、現在のイギリスでは、郵便は、窓口会社、郵便会社、小包会社などと分割されており(ロイヤルメール参照)それぞれが採算に合っているとも聞くのだが・・・。日本の郵便事業はこれからどうなるのだろうかな〜。
「未来郵便」は、土に埋めないタイムカプセル・・ともいうべきものだが、今日の記念日設定をした栄村の未来郵便には私も賛同し、参加したいのだが、絵葉書にこだわられると、私のような性格のものにはなかなか難しい。
なにも難しく考えなくても、「ヘタでいい・ヘタがいい」・・・の気持ちで、素直に書くからかえってその人独特の味わいのあるものになる・・というが、それにしても、ある程度練習をしないと、私などはどうしても、「はずかしい」・・という気持ちから、抜けられない。
そこで、絵手紙でなくてもよい、同種のものがないか・・・と、ネットで検索してみると、今は、いろいろなところが未来郵便を取り扱っている。
以下の(イ)(ロ)などは、一応、特定非営利活動法人(NPO法人)としての運営ということになっている。(ハ)は、そうではない普通の業者である。
(イ)タイムカプセル郵便みらいねっと
http://npo-mirainet.com/
(ロ)特定非営利活動法人みらいぽすと
http://miraipost.com/
(ハ)フューチャーポスタルサービス未来郵便
http://mirai-yubin.com/index.html
(イ)は、その業務を「はがきや手紙などの一時保管・発送代行サービス」、(ロ)は、「郵便配達代行業」、(ハ)は、「お手紙、物品等の一時保管、関連商品の販売、ホームページ制作」となっている。
皆さん「手紙」のことを「信書」とも呼びますよね。
「信書」は通信手段であり、日本国憲法が保障する通信の秘密を保護する必要があることから、「信書」についての秘密を侵すことは禁止されている。
この信書は、郵便法第4条2項で「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」(※12参照) と規定されており、また、総務省は「信書のガイドライン」を定め、区分を行なうための基準を示している。
手紙のほかに、請求書・結婚式の招待状、免許証・表彰状・印鑑証明書などが該当し、新聞・雑誌・カタログ、株券・商品券・航空券、キャッシュカード・ポイントカードなどは該当しない(詳細は※13の信書のガイドライン参照)。
この信書の送達事業は、従来、郵便法により、国(郵便事業会社)の独占とされてきたところ、「民間事業者による信書の送達に関する法律」(平成14年法律第99号。以下「信書便法」という。)により、信書便事業への参入が許可された民間事業者も信書便を送達することが可能となった(※※13参照)。
信書便事業には「一般信書便事業」と「特定信書便事業」の2種類があり、平成15年4月の同法施行以降、一般信書便事業については参入がないものの、特定信書便事業については、346者(平成23年3月末現在)が参入している。
特定信書便事業は、創意工夫を凝らした多様なサービスを提供する「特定サービス型」の事業で、次に掲げる特定信書便役務のいずれかを充たす必要がある(詳しくは、※13にリンクされている特定信書便事業のご案内を参照)。
1.長さ、幅及び厚さの合計が90cmを超え、又は重量が4kgを超える信書便物を送達する役務
2.信書便物が差し出された時から3時間以内に当該信書便物を送達する役務
3.料金の額が1,000円を超える信書便の役務
よって、それ以外の、総務大臣の許可を受けていない宅配便業者などが信書を配達することはできないことになっており、一般の宅配便、メール便は郵便事業、信書便事業には該当しない。
簡単に信書便事業制度の概要を見てきたが、それでは、上記の(1)〜(3)などの「未来郵便」 は、どういうことになるのだろう。
NPO法人として運営している上記(1)は、「一時保管・発送代行サービス」、(2)も「郵便配達代行業」としており、(3)の民間会社は、「手紙や、物品等の一時保管と、関連商品の販売、ホームページ制作」を業務としている。
しかし、この未来郵便の取り扱いや、配送など、その取扱いは、料金に若干の差はあるものの、いずれも基本的には同じような内容である。
他にも同様の業種がたくさんあるが、いずれも基本的には同じようなものだろうから、結局は、、プライバシーの確保や倒産リスクの回避。それに、20年後の配達といったような、配達されるまで、長期間預けておくような場合には、事故や災害なども含めた適切な保管や、誤りのない配達が保障されているか・・といったような信用力が、一番の問題となってくるのであろう。
「未来郵便」・・・なかなか面白いそうで興味が湧くが、どこを利用するかは、慎重に選んだ方がよさそうだね〜。
冒頭の画像は、マイコレクションのメルパルク福岡の貯金箱)
参考:
日本記念日協会ホームページ(※1)
http://www.kinenbi.gr.jp/index2.html
※2:栄村国際絵手紙タイムカプセル館
http://www.etegami-goods.co.jp/
※3:絵手紙株式会社
http://www.etegami-shop.net/
※4:小池邦夫絵手紙美術館
http://www15.ocn.ne.jp/~o-k.muse/koike.html
※5:大崎ウエストギャラリー(貸しギャラリー・貸しスペース)
http://www.space-gallery.net/
※6:日中平和友好条約締結30周年記念レセプション/麻生総理挨拶
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/20/easo_1024.html
※7:日本絵手紙協会
http://www.etegami.or.jp/
※8:長野県栄村公式サイト
http://www.vill.sakae.nagano.jp/index.html
※9:ギルガメッシュ
http://www.wellon.co.jp/kgirugameshu.html
※10:異訳ギルガメシュ叙事詩
http://www8.ocn.ne.jp/~nomutyan/java/yanakiz.html
※11:筑波学園郵便局のポストカプセル よみがえる科学万博-つくば'85
http://ibaraki-daisuki.main.jp/expo85/03_postcapsule_050221.htm
※12:郵便法(昭和二十二年十二月十二日法律第百六十五号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO165.html
※13:総務省信書便事業のページ
http://www.soumu.go.jp/yusei/shinsyo_top.html
※14:信書便事業をめぐる現状と課題 - 参議院(Adobe PDF)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2011pdf/20111003113.pdf#search='%E4%BF%A1%E6%9B%B8%E4%BE%BF%E5%88%B6%E5%BA%A6+%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E9%83%B5%E4%BE%BF'
郵便 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B5%E4%BE%BF