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しあわせ運べるように

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昨日、NHKのあさイチで阪神淡路大震災以降神戸で歌い継がれている歌の紹介があった。
神戸市内の小学校で音楽教諭臼井 真さん作詞・作曲による「しあわせ運べるように」である。
同震災から今年は19年目にあたる。私の母は震災の前年に亡くなり、我が家で49日の法要を執り行い、兄弟並びに親戚一同が帰ったその翌朝の大地震であった。幸い我が家は、地盤の確りしている山の登り口にあるので、倒壊は免れたが、2階のベランダから浜側のJR新長田から高取の間の大火災の光景はいまだに忘れられない。火災のあった後の町の光景は、まさに、第2次世界大戦後の焼け野原と同じであった。
同震災では多くの人が亡くなられたが、震災では無事に命を取り止めたものの、その心労で、震災直後に多くのお年寄りが亡くなられた。
変な話だが、後に震災の話が出るとよく、「あなたのお母さんはいい時に亡くなられてよかったね」といわれた。地震で怖い目をしなくて良かったからである。いわれる通り、非常に臆病で怖がりのおふくろなど、震災の時生きていても、震災後亡くなられた多くのお年寄り同様、1〜2か月のうちに心労でなくなっていただろう。
そんなこと考えていたら、学生時代の友人のことを思い出した。震災で家が倒壊し、その時、私より相当早く結婚をしていたので、同居の息子夫婦には子供が生まれていた。その子は1歳になったばかりの女の子であった。
その孫が生きていれば今年は成人式を迎えていたはずだ。親として子供に先立たれたこと、いつまでたっても心の傷は消えず本当につらいことだろう。
早いものだ。心残りであった私の一人息子も震災の翌年に結婚をしてくれた。この正月、我が家に遊びに来てくれた孫も中学2年になっている。震災を知らない世代だ。
神戸の街も、外見は復興したが未だに、震災の傷の癒えない人たちが多い。
6434人が亡くなり、3人が行方不明になった阪神・淡路大震災は今日、発生から19年となる。神戸市内では各地で追悼行事が催され、被災地は祈りに包まれる。
私の住んでいる同じ町内にある私の信仰しているお寺も、毎年、1月17日には阪神淡路大震災犠牲者追悼の供養が行われる。私も今から、お寺へお参りをします。

「しあわせ運べるように」の歌いい歌ですよ。
阪神淡路大震災被災者の、そして、2011年3月の東日本大震災被災者の方々の幸せを願って「しあわせ運べるように」歌ってあげてください。
歌詞の神戸のところは、被災地名に変えて歌ってもいいですね。

「しあわせ運べるように」作詞・作曲 臼井 真
神戸市立港島小学校生徒による合唱は下で聞ける。
>「しあわせ運べるように」神戸市立港島小学校生徒-YouTube


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