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手の内に福を収めて、鬼は外

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2月3日の今日は節分である。節分は立春の前日をさし、古くは立春を1年の始まりとしたため、大晦日と同じように考えられていた。
最近は、節分になりと豆まきのほかに、恵方巻きを食べたりする。恵方(えほう)とは十干(じっかん)により、その年の幸運を招く方角のこと。歳徳神(としとくしん)のつかさどる方角とされている。恵方は毎年変わり、2014年の今年は東北東の方角になる。
この節分に関しては、今までにこのブログで、節分(行)・「節分」の鬼(行)として、2回書いた。だから、書く気はなかったのだが、今日は、節分関連で、私の趣味、酒器のコレクションの中から鬼面杯を紹介しておこう。
日本酒用の盃には、酒宴に興を添えるためにさまざまな工夫がなされたものがあるがその中に、盃の外側に鬼面を造形したものがありこのような杯は、江戸末期頃から造られはじめ、明治時代〜大正時代には、九谷焼、備前焼、無名異焼などの窯元では、盛んに作られ、全国に販売されたようだ。それを見習って全国の窯元でも、それぞれに特徴をもった鬼面の盃が造られてている。
これら鬼面盃の多くは、見込(杯の内側)にお多福の絵や字などが描かれている。お多福はお福とも呼ばれている縁起のいい図柄だ。
杯の外側に「鬼」内側に「福」が描かれていることから「手の内に福を収めて、鬼は外」「鬼は外、福は内」というわけで、縁起の良い盃として使われ、節分盃ともよばれている。


上掲の画像は、私のコレクションの鬼面杯の中の「益子焼の色絵鬼面大杯」である。上段が外側、下段は内側。
直径は約15センチもある大杯であり、主席の座興で回し飲みなどしていたものだろか。我が家では小振りの杯は座興に使うが、このような大きいものは、節分などに飾ったりして使用している。
この杯、骨董屋さんで買った時には、作家の経歴書もついていたのだが、どこかえ行ってしまって、今は誰の作かわからないのが残念。
益子焼(ましこやき)とは、栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器である。
私達年より夫婦は今夜、豆まきはしないが、恵方巻きの代用に細巻の手巻き寿司を食べ、小ぶりの鬼面杯でお酒をいただいき、來福を願おうと思ています。
皆さんは節分をどうして過ごすのでしょうね。
私のコレクションの各種鬼面盃に興味のある人は、本館、「よーさんのガラクタ部屋」CllectionRoom3の各種鬼面盃のページを見てください。


参考:
本館、「よーさんのガラクタ部屋」
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/yousan/
節分に幸運の巻ずし丸かぶり 2014年の恵方は東北東 -
http://www.nori-japan.com/marukaburi/howto.html
益子焼 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%8A%E5%AD%90%E7%84%BC
節分 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E5%88%86

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