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黄ニラ記念日

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今日の記念日「黄ニラ記念日」は、全国農業協同組合連合会岡山県本(JA全農おかやま。※1)が岡山県特産の黄ニラのPRのために制定したもの。日付は、「にっこり(2月)いいニラ(12日)」の語呂合わせと、2月が黄ニラの最盛期であり鍋物などへの需要期であることから。毎年この日の前後には「黄ニラまつり」が開催されているようだ。
ニラ(韮、韭)は、西アジアからインド東南アジア東アジアシベリヤにかけて広く分布しているが、西洋では見られず、その栽培は東洋に限られており、原産地は中国西部とする説が有力のようである。
ネギ(葱)と同じユリ科APG植物分類体系ではネギ科ネギ属の1種で、多年草緑黄色野菜である。
ニラは、葉は細長く平べったい形でやや肉厚。夏には葉の間から30 - 40cmほどの花茎を伸ばす。花期は8 - 10月頃。花は半球形の散形花序が3枚あり、花弁が6枚あるように見える。雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっている。子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布する。(冒頭の画像はニラ。Wikipediaより)。
餃子のたねやレバニラ炒めなどでよく使われるニラは、栄養も豊富で夏のスタミナ食材としてもよく使われる。ニラにはニンニクやネギにも含まれる「アリシン(allicin)」という独特の香り成分が、味に深みを持たせてくれ、食欲増進にもなるので、今では、体力をつけたいときにうってつけの野菜として好まれている。
普通、ニラと言えば緑色の「葉ニラ」のことであり、出回っているものの大半は、葉幅が広く色も濃い”グリーンベルト”であり、主な産地は栃木、高知などで、全国の出荷量の約6割をこの両県で占めているそうだ。
ニラは、色と食用する部分によって区別され、”テンダーポール”という「花ニラ」用の品種があり、これは、葉ではなく、小さなつぼみ(蕾)と花茎を食べるニラで、中国料理では炒め物に使われる。
主な生産地は、千葉と高知。葉色が鮮やかな濃緑色でツヤがあり、柔らかく腐りやすいので、晴天の日に収穫し、即時出荷されるという。花茎やつぼみが十分に 太ったものが良い。花ニラの葉は、葉ニラより葉数が少なく細く硬いので食べない。
他に、「黄ニラ」があるが、特別に「黄ニラ」という種類があるわけではなく、「葉ニラ」の軟白種のものをいう。アスパラガスに、グリーンアスパラとホワイトアスパラがあるのと同じように、いったん収穫した後のニラの株に日光があたらないよう覆いを被せて遮断して栽培した軟化野菜で、主な生産地は、千葉と高知。葉色が鮮やかな濃緑色でツヤがあり、柔らかく腐りやすいので、晴天の日に収穫し、即時出荷されるという。ニラ特有の臭みがなく、ニラとなる。葉が緑化していないものがよい。ニラ特有の臭みが少なく、より柔らかく、甘みが有るものになるそうだ。
今日の「黄ニラ記念日」の「黄ニラ」がこれらしい。日本では岡山県が主産地で明治時代から栽培が始まったらしく、黄ニラでは日本一の生産量を誇り、全国の約7割を生産しているという。
県内での主な生産地は、赤磐市、岡山市、美咲町があり、東京を中心に、名古屋、京阪神等広く出荷しているらしい。他に、黄ニラの全国的な主産地としては、栃木県があるようだ。
柔らかさの中にもシャキシャキとした歯ごたえがあり、ほんのりとした甘みが食欲をそそる、また、淡く上品な香りと優しげな黄色が料理を引き立てくれるといっている(※2、※3参照)。
中国料理のスープや炒め物に使われるのが一般的だが、岡山ではお寿司や焼きそばの材料としても使われているようだ。

このニラ、原産地は中国西部とする説が有力らしいが、日本には弥生時代(紀元前3世紀中頃)に中国から渡来したとも云われ、 自生していたと云う説もあり定かではないようだが、古代歌謡のうち記紀神武天皇の条にある久米部(くめべ)が歌ったとされる6首の歌「久米歌」の一首に、「賀美良(かみら)」という名前が登場する。
原文:美都美都斯 久米能古良賀 阿波布爾波 賀美良比登母登 曾泥賀母登 曾泥米都那藝弖 宇知弖志夜麻牟 (※3:「古事記」中巻神武天皇参照)
讀み:みつみつし 久米(くめ)の子(こ)らが 粟生(あはふ)には 臭韮(かみら)一本(ひともと) そねが本(もと)芽繋(そねめ)つなぎて うちてし止(や)まむ
意訳:勢い盛んな久米部の兵士が作っている粟の畑には、臭い韮が一本生えている。そいつの根と芽を一緒に引き抜くように、数珠繋ぎに敵を捕えて、撃ち取ってしまうぞ。
また、万葉集(巻第14−3444)には以下の歌が一首が詠われている(※6:「たのしい万葉集」のここ参照)
原文: 伎波都久乃 乎加能久君美良 和礼都賣杼 故尓毛美多奈布 西奈等都麻佐祢
讀み:伎波都久(きはつく)の 岡の久君美良(くくみら) 我れ摘めど 籠(こ)にも満たなふ 背(せ)なと摘まさね
意訳:伎波都久(きはつく)の岡に、茎韮(くくみら)を摘みに来たけれど、籠はぜんぜん一杯になりませんよ。じゃあ、あの人(背=夫)と一緒に摘みなさいな。・・・といったところ。
「久々美良(くくみら)」は「ニラ(韮)」のこと。この歌は、東歌の一つであるが、茎韮(くくみら)を摘みに来た女の人たちが歌った歌のようである。「伎波都久(きはつく)の岡」がどこかははっきりしていないが、常陸国真壁郡ともいわれているようだ(※5参照)。
この歌(万葉集・3444)については、毎週日曜日朝5:40より毎日放送ラジオで放送されている「上野誠の万葉歌ごよみ」での解説は、以下参考の※7:「【巻】14・3444…伎波都久の丘の茎韮 (Audio) - 上野誠の万葉歌ごよみ」で聞くことができるが、概ね上記の解釈と同様である。
しかしこのような解釈が、これまでの一般的な解釈とされているのだが、これが全くのデタラメナ読解であるとする説がある。それが、以下参考に記載の※8:「野村玄良のホームページ」である。同HPの◎万葉集巻頭歌「こもよみこもち」再考では同歌について以下のようにいっている(最後段のところ)。
【巻】14・3444の歌
「伎波都久乃 乎加能久君美良 和礼都賣杼 故尓毛美《乃》多奈布 西奈等都麻佐祢」
(キハツクノ ヲカノククミラ ワレツメド コニモミタナフ セナトツマサネ)
この歌の「故尓毛美多奈布」の元暦校本(※9参照)は「故尓毛乃多奈布」であり、「乃」であるべきものが「美」に改竄されている。そして、「コ・児」を「コ・籠」の意味に取り違えて解釈したために、万葉歌をこともあろうに勝手に改竄して、デタラメな読解をしている問題歌の一つであると指摘。この筆者の読みでは以下のようになるという。

詠み:「伎波都久の 岡のくくみら 我れ(二人称のワレ=アナタ)摘めど 児にものたなふ、背なと摘まさね」

この歌で使われている語の意味や解釈は詳細に記されているが、ここでは省略する。同HPで見てください。それらを踏まえて訳すと以下のようになるという。

意訳:「伎波都久の岡のくくみら(嬥歌[かがい]。上代、東国地方で、歌垣[うたがき]をいう語。※10も参照)の場を、際突くの丘、と地名に換喩(かんゆ)し、求める相手の男性を茎で表した隠語)そのククミラ(元気な若者を)をアンタ(ワレ)は摘もうとしているけど、(青年があんたを見ると)のたって萎えてしまって見向きもされないよ、(あきらめて)あんたの父さんとなさったらどう」。・・・と。
 そして、“この歌は嬥歌・歌垣などでの、愛情のもつれ合いや、女同士の足取り、或いはしっぺ返しなどといった鞘当ての場面で歌われた歌謡と考える。
このような掛け合いの歌から、やがて相聞歌へと発展していったものと思われる。
解釈は「コ」を籠と解釈したので、「のたなふ」の説明が出来ないので、「満たなふ」に改竄。「ワレ」を「自分」と解釈したので、歌の流れが中折れし、第三者が歌の中から突如登上して、歌の作者である「我=自分」に声を掛ける、などと言った奇異な解釈が行われてきたのである。
仙覚は「こにものたなふ」と読んで「子にもの給う也」の意であると説明している。この解釈の是非はともかくとして「故」は「子」であるとの音義認識を正しく行っている点は注目すべきである。“・・と。
そして、最後に、“一音節の「素語:意義素」(※8参照)の存在を無視した日本語学は、本当の学問であるのか、いま万葉歌学のみならず、言葉の学問そのものの再考が迫られているのである。”・・・・とまで言っている。
この様な万葉学の専門家でもない私には、一般的な解釈が正しいのか、この指摘が正しいのか判断できない。しかし、前に、このブログ、「秋・萩・月」で、“万葉集に登場する花で最も多く歌に詠まれているのがハギ(萩)であり、この歌が多いのには、日本人にとって、萩がさまざまな意味で象徴性の豊かな植物であったからのようだともいわれている。
萩は牡鹿とのペアで詠まれた歌が多いが、萩の花の形から女性器を想像させ、ハギを「芽子」と見立て、牡鹿の角は男性の生殖器の象徴とも見られていたようだ(万葉集第八巻 秋の雑歌の中、1541:「我が岡に、さを鹿(来(き)鳴く、初萩の、花妻(はなつま)どひに、来(き)鳴くさを鹿 」作者: 大伴旅人)・・といったことを書いたことを思い出し、この歌も野村の解釈の方が万葉集らしくって、面白いなと思い、ここに紹介した次第。
私のいつもの癖で、ちょっと、本題からそれてしまったが、また、元のニラの話に戻る。

ニラは、『古事記』では「加美良(かみら)」、『万葉集』では「久々美良(くくみら)と呼ばれていたが、天平宝治8年(764年)に記された正倉院文書の一つには「七文毛彌良七巴」の文字があり、この毛彌良(モミラ)の彌良(ミラ)が韮(ニラ)であることは、900年頃編纂された『新撰字鏡』に解説されているそうで(日本国語大辞典)、古代においてこの「ニラ」はいずれも「ミラ」と呼ばれていたようだ。
『古事記』の賀美良(カミラ)の“カ”は香、“ミラ”は韮であることから、匂いの強いニラのことを意味していたものと考えられるが、『本草和名』(901年 - 923年)には、「韮の和名は古美良(コミラ)とある。
これはニンニク(大蒜)の古名の“オオミラ”に対してニラを“コミラ”と称していたようだ。これらの呼び名が、院政期頃から簡略され“ミラ”となり、それが転訛して“ニラ(韮)”となったものだそうだ。
その共通の“ミラ”の意味は、食べると美味しいことを“ミラ(美辣)”と云ったことから来ているようだという(※12)。
後漢時代儒学者・文字学者である許慎の著した最古の部首別漢字字典といわれる『説文解字』には、「韭は韭菜である。いちど種すると久生(キュウセイ:久しく生える、の意)するものである。故にこれを韭(キュウ)という。象形である。「一」の上に在る。「一」は地面である。この字と「耑(タン)」は同意である」として、説文では、「韭」が正字で「韮」は俗字だとしている(『説文解字』の原書は※13:「漢字データベースプロジェクト」の説文解字第七篇下を参照。その意訳は、※14:『食物本草歳時記』の韮を参照)。確かに、小篆の「韭」を見れば一目瞭然で、この字が象形文字であることがわかる。
日本における本草学は、中国・明代の・李時珍の『本草綱目』の伝来により始まるらしいが、※14:『食物本草歳時記』では同じ明代末(1643年)刊行の姚可成の『食物本草』の中から毎月ひとつの品目をテーマに選んで筆者の解釈による現代口語訳をつけ発表しているが、『食物本草』の「韭」も『説文解字』の説を踏襲しているという。
『食物本草』とは、数多くある中国の本草書(健康を保つための医薬となる自然物についての学問)の中から日常の飲食物だけを取り出して、その産地や形状、性質や薬効などを詳細に記述したもののようである。
食物本草は、食を生命の根本と見る観点から、健康を保ち不老長寿を得るための日常の食生活についての正しい取り組み方を示そうとしたものであるようだ。 
※14:『食物本草歳時記』では以下のように言っている。
「春生、夏盛、秋収、冬蔵」というのが森羅万象の一年のサイクルであり、春は万物が「生じる」季節である。冬の間に地中深く「蔵(たくわえ)」られていた地気は、春の訪れとともに冬眠状態からいっせいに目覚め、勢いよく芽を出して再生する。春になると地面から生え出るニラは、春先の野菜の代表といってよい。
冬の養生は陰を養うのが主題で、ちょうど寒風に耐えて身を固く閉じているモクレンの蕾のように、外邪(※15参照)から身を守るために蔵して防御することに重点を置かなければならない。
春の養生の主題は陽を養うことにあり、冬眠状態の身体を眼覚めさせ、肝のはたらきを向上させて代謝を活発にし、冬の間に蔵した老廃物や有害物を排除し、気を昇らせるようにしなければならない。
そのため中国では『食物本草』にも記載されているように、春季の養生として、春先に採れる五種類の香味野菜を細かく刻んで食べる風習が古くから行われてきたという。それを、「五辛菜(ごしんばん)」というらしい。
中国南朝の梁の宗懍が当時の揚子江(長江)中流域の年中行事を記した『荊楚歳時記』には「正月七日を人日(ジンジツ)と為す。七種の菜を以って羹(かん)を為る。」とある。人日とは、この日にその年の人の吉凶を占う日である。
元旦及び立春にはに韭(ニラ)、薤(ラッキョウ)、葱(ネギ)、蒜(ニンニク)、薑(ショウガ)の五辛を食べて癘気(れいき。※16を参照)を避けた。春に韭を献上し、元日に辛のものを供えるのは、その力によって再生を助けて邪気(物の怪。また、病気。)を払うためである。
余談だが、旧暦の1月7日は新暦では、2013年の今年は2月16日となる。
先日の2月10日、中国は旧暦の正月・春節祭であった。健康被害不安が広がる中国で深刻化した微粒子状物質PM2・5」による大気汚染の影響が日本にも及ぶと警戒している最中、そんなこともお構いなしに多くの市民が新年を祝う春節(旧正月)の大晦日に爆竹をして大気汚染指数が急激に悪化している。本当に迷惑なことではある。
この中国の行事人日が平安貴族の生活に取り入れられて生まれたのが”七草粥”と”若菜の賀”(源氏物語の若菜の巻に登場)で、記録によれば宇多天皇の寛平二年(890)の正月に始っている。
しかし当時の七種粥は、いわゆる”春の七草”を入れたものではなく、鎌倉時代の『拾芥抄(しゅうがいしょう)』によると、米・小豆・大角豆・黍・粟などの7種類の穀類の粥であったようだ。
 若菜の方は粥とは別に、沈という香木で作った折敷(角盆)などに盛ってだされ羹(あつもの)にされたが、菜の種類は決まっていなかった。例えば、室町時代の有職故実書『公事根源』にはハコベ・セリ・ワラビ・ナズナ・ヨモギ・タデなどの12種類があげられているという。
日本古来の”春菜摘み”が”若菜の賀”となり”七草粥”と合体して一つの行事となり、さらに草の種類が特定されようになるのは鎌倉時代以降であり、山上憶良の「秋の七草」に対する概念として「春の七草」が定着したのは江戸時代以降のことのようである(※18の万葉の植物総論>万葉の花の語源について>春の七草と七草粥について参照)。
しかし、天の配剤の不思議は、春になれば春の養生に必要な食べ物がちゃんと用意されているということであり、自然に逆らうことなく、自然の恵みを感謝しながら、季節のものを無駄なく食べることが食養生の基本だと考えられている。
中国の医食同源(薬食同源)の考えから生まれた料理の「薬膳」とは、簡単に言うと生薬((※19も参照)や食品がもっている薬効や特性、味覚などを組み合わせて調理した健康食のことであり、中国では伝統的に受け継がれ、日常的に食されてる。
この薬膳には、病気の症状に合わせて治療を目的に摂る「食療」と、健康な人が日常の食事に取り入れる「食養」があり、食療のための食事とは、病気を治療するための食事のことであり、食養のための食事とは病気を予防するための食事のことを言うそうだ。
「食養」のポイントは「旬の食物を使うこと」、「バランスよく摂ること」、「多くの種類の食物を使うこと」の3つ。つまり、普段の食事で気をつかっていることに、陰陽五行の考え方を少しプラスすれば、薬膳になるのだという(※19も参照)。
※14:『食物本草歳時記』は、食療では、ニラには次のような効能があると書かれている。
温中理気:胃腸を温め、気の巡りを改善する。
安五臓:五臓を温め、内臓のはたらきを回復させる。
固精壮陽:(種子)腎の機能を高め、生殖機能を強くし、精液漏れを防ぐ。
補肝腎:肝臓と腎臓の機能を高め、腰と膝をじょうぶにする。
そのほかに、健胃、解毒、血行促進、疲労回復、食欲増進、瘀血改善などの効能があるそうだ。ただし、ほうれん草、牛肉、はちみつと同食してはならない、肺結核のものは食べてはならない、などの禁忌もある。
ニラにはほうれん草より多くのカロチンが含まれているほか、ビタミンB群Cカルシウムカリウムなども豊富で、便秘予防にも効果があるそうだ。
また、匂い成分の硫化アリル化合物は、自律神経を刺激してエネルギー代謝を促進し、血行をよくして新陳代謝を活発にするとともに、体を温め、血液の汚れを取り除く効果があるという。その上、ニラに含まれるアリルスルフィド(ネギ属の植物にみられる有機硫黄化合物)には強い殺菌力があり、ひきはじめの風邪に効果があるのだそうだ。
そのほかにも、健胃、解毒、血行促進、疲労回復、食欲増進、瘀血(おけつ)改善などの効能があるそうだが、ほうれん草、牛肉、はちみつと同食してはならない、肺結核のものは食べてはならない、などの禁忌があるようだ。
江戸時代の農業全書の中で、「ニラは昔から有名な作物で、人々から賞味されていて、陽起草とも云って人の栄養を助け、身体を温める性質の良い野菜である」(※20「農業全書」の0402 ニラ(韭)参照)と書かれている。
なんでも、陽起とは、男性白身の勃起力を高めるという意味の中国の言葉と聞いたことがあるが、それほどに、古くから体を温めてくれ、スタミナのつく野菜として扱われてた野菜、今年の寒い冬にぴったりの食べ物で、毎日でも食べて、元気で乗り切りたいと思うのだが、歳のせいか、最近は、ニラなど多く食べると胃もたれがして仕方がない。それに、私のような、高血圧の高い者には良くないようだ。
この書が書かれた時代になると、ニラも重要な野菜の一つとなり、栽培法や利用法、効用に関する記載も多く見られるようになってきたが、依然として大量に用いるものではなかったので庭先や、畑の隅に、畑の縁の土留めを兼ねて植えられる程度で、少量ずつ栽培、利用されていたようだ。
このニラが大量に栽培され、消費されるようになったのは、食生活の変化が著しくなった1960年代(昭和35年頃)以降からのようだ。
以下参考に記載の※21や※22では、ニラのレシピが沢山紹介されている。昔から、身体に良いといわれているニラ、大いに食べましょう。
参考:
※1:全国農業協同組合連合会岡山県本部
http://home.oy.zennoh.or.jp/index.php
※2:岡山県ホームページ)農政企画課>黄にらのページ
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-26757.html
※3:農畜産業振興機構>野菜>野菜図鑑>ニラ
http://www.alic.go.jp/vegetable/index.html
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-26757.html
※4:古事記(原文)の全文検索
http://www.seisaku.bz/kojiki_index.html
※5:海神の国3.海人と俳優 (2) 久米舞
http://homepage2.nifty.com/amanokuni/kumeuta.htm
※6:たのしい万葉集
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/home.html
※7:【巻】14・3444…伎波都久の丘の茎韮 (Audio) - 上野誠の万葉歌ごよみ
http://www.podcast.de/episode/63468637/%25E3%2580%2590%25E5%25B7%25BB%25E3%2580%259114%25E3%2583%25BB3444%25E2%2580%25A6%25E4%25BC%258E%25E6%25B3%25A2%25E9%2583%25BD%25E4%25B9%2585%25E3%2581%25AE%25E4%25B8%2598%25E3%2581%25AE%25E8%258C%258E%25E9%259F%25AE
※8:野 村 玄 良 の ホームページ:『 素 語 ソ ゴ 』 とは 
http://www7b.biglobe.ne.jp/~gengo/newpage80.html
※9:『元暦校本万葉集』
http://www.norinagakinenkan.com/norinaga/kaisetsu/genryaku.html
※10:かがい〔嬥歌〕 - 國學院デジタルミュージアム
http://k-amc.kokugakuin.ac.jp/DM/detail.do?class_name=col_dsg&data_id=68386
※11:「こ(ko)甲類」の万葉仮名
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/kana/ko_kourui.htm
※12:都立薬用植物園の妖精達 :ニラ  [韮]
http://www5f.biglobe.ne.jp/~homepagehide3/torituyakuyou/nagyou/nira.html
※13:漢字データベースプロジェクト
http://kanji-database.sourceforge.net/index.html
※14:『食物本草歳時記』
http://www.occn.zaq.ne.jp/ringo-do/syokumotu.htm
※15:漢方の病因論
http://members.jcom.home.ne.jp/1639705511/theory/byouin.htm
※16:病因病機 〜癘気〜|院長^^のブログ中国医学講座
http://ameblo.jp/dojin-koudai/entry-11346574544.html
※17:生薬、薬用植物(薬草)と身近な野生植物(野草)のページ・木下武司HP
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/index.htm
※18:万葉の植物総論>万葉の花の語源について>春の七草と七草粥について
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/topics_&_items2/on-nanakusa.htm>http://www2.odn.ne.jp/~had26900/topics_&_items2/on-nanakusa.htm>http://www2.odn.ne.jp/~had26900/topics_&_items2/on-nanakusa.htm
※19:漢方薬で健康スローライフ入門
http://kanpo.kenko-jp.com/
※20:農業全書
http://www.i-apple.jp/nz/
※21:にら レシピ 202品 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが139万品
http://cookpad.com/category/1280
※22:にらの人気レシピ[1,398品]|簡単作り方/料理検索の楽天レシピ
http://recipe.rakuten.co.jp/category/12-103-4/
跡見学園女子大学 > 柳上書屋 > 常務理事からの花便り > 跡見群芳譜
http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Flower%20Albumn/index.htm
巻四  農産譜 :にら (韭・韮)
古典籍総合データベース:本草和名. 上,下巻 / 深江輔仁 [著]
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ni01/ni01_00798/index.html
2012年・2013年・九星・新暦・旧暦・六曜カレンダー1月10日が旧暦の正月
http://9seicalendar2012.seesaa.net/category/11511663-1.html
花々のよもやま話:韮
http://plumkiw948.at.webry.info/201109/article_9.html
ニラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A9

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